学生野球表彰 鹿実軟式野球選手が受賞 [2011 1/19 ]

日本学生野球協会は毎年度、他の模範となる野球選手を表彰していますが、今年度、鹿児島の高校からは鹿児島実業軟式野球部3年生、西 尊仁(のりひと)選手が選ばれました。表彰式では県高校野球連盟の大平和男会長から西選手に表彰盾が贈られました。姶良市加治木町で生まれ育った西選手は、小学1年生でソフトボールを始め、鹿実に入学してからは毎朝5時過ぎに起きて、列車通学をしながら勉強と野球に打ち込み、2年生の時には軟式野球部のエースとして全国大会出場を果たしました。また、去年はキャプテンとしてチームをよくまとめたということです。西選手は、春からは兵庫の会社に就職し、野球を続けていくということです。
(2009 10/28 )
高校軟式野球:九州地区大会 鹿実、惜しくも準V 西投手の好投実らず 

 第34回九州地区高校軟式野球大会最終日の29日は宮崎市のひむかスタジアムで決勝戦があり、鹿児島実は0−1で津久見(大分)に惜敗した。

 ▽決勝

鹿児島実 000000000=0

津久見   00001000×=1

 ◇エース、主将として「制球力を磨く」「チーム元気に」

 決勝までの2試合で計8点をたたき出した鹿実打線だったが、津久見のエースの前に1安打、10三振と沈黙。「球が速いし、変化球も切れた。ちょっと点が取れそうな雰囲気がなかった」と井上洋一監督もうなるばかり。五、六回と先頭打者が四球を選ぶと、すかさず犠打で送ったが、実らなかった。

 打線は零封されたが西尊仁投手の好投は光明だった。井上監督は「リーダーシップも発揮できる」と新チームの主将に指名。エースと二足のわらじだ。

 その西投手。決勝点となった五回の二塁打は「スライダーが抜けました」と舌を出したが、失点はこの1点のみ。エースの仕事は果たした。

 中学時代は硬式を握っていたが、ボールの特性を生かせる軟式の魅力にはまったという。「芯でとらえないとボールは飛ばない。ちょっとポイントをずらせば、面白いように打たせて取ることができる」という。

 エースとしての課題は「制球力を磨くこと」。そして主将としてチームの課題は「今のままでいいけど、もっと元気にプレーさせることかな」と話した。

鹿児島実が準決勝へ 西が無安打無得点/九州高校軟式野球
 軟式野球の第34回九州地区高校大会第1日は27日、宮崎市のひむかスタジアム(宮崎県総合運動公園第二野球場)で1回戦2試合があった。鹿児島実は奈留(長崎)を4−0で下し、準決勝に進んだ。
鹿実の西尊仁投手は、ノーヒットノーランを記録した。熊本農は3−0で八女学院(福岡)を破った。
 第2日は28日、同スタジアムで準決勝2試合があり、鹿実は朝倉東(福岡)と対戦する。
(2009 10/30 )